BRCA2にまつわる私の話

健康に生きるため、目に見えない遺伝子異常とのつきあい

遺伝子の話

 このブログは、私の遺伝子についてのことを書いていく。書かれている情報は、私なりの

解釈で、私自身の事として書いているので、全ての人に当てはまる訳ではありません。

 情報の正確さや信憑性についての保障はしませんので、必ずご自身で確かめてください。

 

 兄弟に癌があることがわかり、その癌がどうやら遺伝子の変異によるものではないか?という医師の見解により、家族も遺伝子検査を勧められ、まず両親が受けたあと、私も受ける事となった。

 両親は、父は異常がなく、母の遺伝子に異常があることがわかった。次に兄が検査をし、私も検査を受けた。兄は異常がなく、私も母と同じように遺伝子に異常があることがわかった。

 

 その遺伝子は「BRCA2」という遺伝子。癌は、DNAが損傷することで発生すると言われていて、BRCA遺伝子はその損傷を修復する働きを持っているが、遺伝子が損傷していると、修復が上手くいかずに、癌が発生しやすくなってしまう。

 

 母と弟、そして私は「BRCA2」に異常があり、弟はそれが原因で癌を発症したと見られる。

母と私は今の所問題はないのだけれど、定期的に検査を受けて予防をしていく必要がある。

 

 女性の場合、このBRCAの遺伝子に異常があると、「乳がん」や「卵巣がん」の発症率が、他の女性よりも高いことがわかっている。

乳がん」は、様々な方法で検査をし、検査をすることが予防にも繋がるし、早期発見、早期治療に繋がる。

卵巣がん」は現時点で効果的な検査や予防法がないらしく、発症したらかなりの死亡率も高いとのこと。

 

 私の担当する医師は、「乳がん」の場合、異常がなくても乳房を取り、残った筋肉や皮膚などで再生する方法を選択する人もいることも教えてくれた。それでも、癌にかかる率は下がったとしても、0%ではないとのこと。私としては、そこまでしても根本的な予防にはならないということに驚いた。

 

卵巣癌については、予防の一番効果的なものは、「卵巣摘出」。ただ、年齢によっては、卵巣を摘出することで、閉経が早まる人もいるので、ホルモンバランスの乱れを心配する人もいるということで、病院によっては、まず卵管を切除して、それから卵巣を摘出するという2段階に分けての手術を提案するところもある。これは、年齢やかかりつけの病院によって違うと思うので、気になる方はご自身で確認した方がいいと思います。

 

というわけで、私は癌予防のために、定期的な乳がん検診と、卵巣癌予防のためにどうするかということを決断しなければならなくなってしまった。

 

私の決断については、またこれからのブログで。